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【旅行・帰省前必見】年末年始前にするべき車のメンテナンスと対策法!

本記事には商品プロモーションを含みます

年末年始の長距離ドライブや帰省ラッシュ。安全で快適なドライブを楽しむためには、事前の車のメンテナンスが欠かせません。

この記事では、年末年始前に必ずチェックすべき車のメンテナンス項目を、初心者でも分かりやすく解説します。

楽しみにしている分、車のトラブルで台無しにしたくないですよね。
出発前にやっておくべきチェック&対策を優先順位順にまとめましたので、ぜひ参考にしていただけたらと思います。

良い年末年始を迎えるためにも、ぜひ愛車のメンテナンスをよろしくお願いします。

年末年始に多い車のトラブルと要因

JAFによると、2024年度におけるロードサービス出動理由のうち、年末年始に多いトラブルは「バッテリー上がり」「タイヤのパンク・バースト」が大きく占めているとのことです。

特に「バッテリー上がり」は年末年始に限らず、1年間に発生した出動理由の42%を占めていますが、年末年始においては過半数がバッテリー関係のトラブルです。

タイヤのパンクについてもバッテリー上がりと同様、1年間に発生した出動理由の20%を占めています。

2024年度の年末年始における、救援件数・出動理由(四輪・二輪合計)ワースト5を紹介します。

一般道路

順位出動理由件数構成比
1過放電バッテリー34,319件42.47%
2タイヤのパンク、バースト、エアー圧不足10,802件13.37%
3破損/劣化バッテリー8,652件10.71%
4落輪・落込4,575件5.66%
5事故2,497件3.09%
その他19,955件24.70%

高速道路

順位出動理由件数構成比
1タイヤのパンク、バースト、エアー圧不足621件31.90%
2事故204件10.48%
3燃料切れ186件9.55%
4過放電バッテリー109件5.60%
5発電機/充電回路41件2.11%
その他786件40.37%

引用:よくあるロードサービス出動理由|JAF

するべきメンテナンス6選!

1. バッテリーの状態確認・交換

先程説明した通り、年末年始に最も発生しているトラブルが「バッテリー関係のトラブル」です。

特に冬場はエアコンやヒーターを使用したり、日照時間が短くライトを使用する時間が長くなったりするため、春や秋などと比べて電気を多く使用します。

エンジンがかかっているときは「オルタネーター」と呼ばれる発電機が稼働しているものの、渋滞時などエンジンの回転数が低い時には発電量が不足し、バッテリーの充電量が不足してしまう可能性もあります。

加えて、気温の低い冬場はバッテリーから電気を取り出したり、電気を貯め込む力が低下するため、バッテリーが上がりやすくなります。

また、バッテリーは経年とともに性能が劣化していきます

バッテリー交換してから約3年以上経過している方は、ディーラーやカー用品店などでバッテリー状態をチェックしてもらいましょう。

また、状況に応じてバッテリーを交換しておくと、なお安心です。

参考:冬に車のバッテリー上がりが増える理由と予防策|GSユアサ

2. タイヤの状態確認

バッテリーの次に多いトラブルが「タイヤのパンク・バーストなど」です。タイヤのバーストは最悪の場合、死亡事故にもつながるため要注意です。

バーストの原因は主に3点です。

タイヤバーストの原因
  • タイヤの劣化
  • タイヤのキズ
  • 空気圧不足

タイヤの劣化・キズについては外観を確認することが重要です。また、ミゾの残りや製造年がどの程度経過しているのかも併せて確認しておきましょう。

タイヤの空気圧に関しては、ガソリンスタンドやカー用品点などで点検・調整してもらうことが可能ですので、今一度チェックしてもらいましょう。

空気圧不足で走行する危険性については、下記の動画を見るとイメージしやすいです。

また、北海道や東北・北陸など降雪地域に移動する場合はスタッドレスタイヤが必須ですので、ノーマルタイヤを装着している方は忘れずに交換しましょう。

3. ワイパーの状態確認

お盆時期は比較的天候は良いものの、にわか雨に遭遇する可能性も十分考えられます。急な大雨にも対処できるよう、ワイパーの状態も確認しておきましょう。

ワイパーゴムは半年~1年に1回交換、ワイパーブレードは1~2年に1回の交換頻度が目安となっています。

また、屋外に車を停めている車は直射日光によってワイパーの劣化が進みやすく、交換サイクルが早まる可能性が高いです。

ワイパーゴム・ワイパーブレード交換の目安となる症状は次の通りです。

ワイパーゴム
  • 裂けていないこと
  • ひび割れしていないこと
  • 変形していないこと
  • 硬化していないこと
ワイパーブレード
  • ワイパー作動時、ガタつきなど異音が発生しないこと
  • 金具のガタつきがないこと

筆者の意見としては、ワイパーが動作していない時でも雨水を弾く、撥水タイプのワイパーゴムがおすすめです。

4. ウォッシャー液の補充

冬季は雨や雪に含まれる成分により、ガラス面が汚れやすくなります。そのため、ウォッシャー液の減りが早くなる可能性があります。

ワイパー点検と併せて、ウィンドウウォッシャー液の残量も確認しておきましょう。

また、長距離運転すると、フロントガラスに虫が付着し汚れやすいため、ウォッシャー液の使用頻度が高まりやすいといえます。

  • 必ず「凍結温度-25℃以下」のものを選ぶ(凍結防止)
  • ストレートタイプだと直接使用できるためラク

\ー30℃まで対応!/

出発前の最終チェック(前日or当日朝)

年末年始に限った内容ではありませんが、出発前日・当日には下記の内容も確認しておくと、慌てずにドライブすることができるでしょう。

特に、ガソリンは満タンにしてから出発するようにしましょう。

  • ガソリンの残量
  • ETCカードの挿入&有効期限(高速道路を使用する方)
  • 道路状況(規制・工事など)の確認
  • 天気予報

いざという時にあった方が良いもの

年末年始は通常時よりも交通量が増えるほか、積雪によるトラブルや事故などが発生しやすいです。

このような事態に備え、以下のものを準備しておくと安心です。

  • ジャンプスターター・ブースターケーブル
  • 携帯トイレ
  • スコップ&長靴(雪道脱出用)
  • 毛布・カイロ
  • スマホ充電用モバイルバッテリー(満充電)
  • 軍手・懐中電灯(LEDが明るくておすすめ)
  • 飲料水・軽食
  • チェーン(スタッドレスでも規制にかかる場合あり)

ジャンプスターター・ブースターケーブル

万一のバッテリー上がりへの備えとして、「ジャンプスターター」と「ブースターケーブル」を備えておくと、より安心です。

まず、ジャンプスターターですが、こちらは周囲に救援してくれる車両がいなくてもエンジン始動することができます。ただし、バッテリーの劣化が激しい場合は始動不可の場合もあります。

次に、ブースターケーブルですが、こちらはバッテリー状態の健全な車両が別に必要になります。ただし、こちらの方が、ジャンプスターターよりも確実にエンジンを始動する事ができます。

このため、ジャンプスターターとブースターケーブルの両方を備えておくのがおすすめです。

おすすめのジャンプスターターについては「バッテリー上がりや災害時の備えに!オススメジャンプスターター5選!」にてまとめてありますので、そちらも是非参考にしていただけたらと思います。

バッテリー上がりや災害時の備えに!オススメジャンプスターター5選! 車のトラブルで意外と厄介な「バッテリー上がり」。出勤前や旅行先での発生は極力避けたいものですが、古いバッテリーを搭載していると発生確率...

携帯トイレ

長距離移動をする場合、渋滞に巻き込まれるリスクが高くなります。

渋滞に巻き込まれる前にPAなどで済ませておくのがベストですが、事故が発生した場合など、急に渋滞に巻き込まれてしまう可能性もあります。

このような事態に備え、頻尿の方や小さなお子様がいらっしゃる方などは携帯トイレを準備しておくと安心でしょう。

スコップ・長靴

積雪時には車がスタックしてしまう可能性が高くなります。また、場合によっては渋滞を作り出してしまう原因にもなります。

万一スタックした場合に備え、スコップを搭載しておきましょう。

所有していない方は、伸縮可能で携帯に便利な製品もありますので、そちらの購入を検討しても良いのではないでしょうか。

毛布・カイロ

大雪に巻き込まれて立ち往生した場合、一酸化炭素中毒やガス欠防止の観点からエンジンを止めなくてはならない可能性もあります。

一方、エンジンを長時間止めると車内の温度も下がっていきます。

毛布とカイロを準備しておくと防寒に役立ちます。

飲料水・軽食

想像したくありませんが、ひどい場合だと渋滞解消に数日かかるようなケースもあります。

過去の事例として、福井県では大雪により10時間で数キロしか進めないような渋滞が発生した事例があります(引用:大雪1000台超立ち往生「お菓子食べ一晩過ごした」「10時間で数キロしか進まず」|読売新聞)。

そもそも、このような事が発生しそうな場合には移動を控えることが望ましいのですが、予期せぬタイミングでこのような渋滞に巻き込まれる可能性もないとは言えないでしょう。

このような渋滞に備え、飲料水や軽食を購入しておくと良いでしょう。

また、車載可能な非常食も販売されていますので、このようなものを常備しておくのも有効と言えるでしょう。

\4年半車内保管できる!/

まとめ

年末年始に多発している車の故障として多いものが「バッテリー上がり」「タイヤのパンク・バースト」です。

これらを避けるためにも、最低限バッテリーやタイヤの状態を確認しておきましょう。

また、バッテリー上がりへの対策として、ジャンプスターターとブースターケーブルを備えておくのも有効です。

上記以外にも、ワイパー状態・ウォッシャー液量の確認も、安全・快適なドライブに必要な項目と言えるでしょう。

よい年末年始を迎えられるよう、お出かけ前には上記のことを意識していただけたら幸いです。

ABOUT ME
R.Gray
車好きの20代です。趣味はドライブ、旅行、ゲームなど。MT車の運転や車、用品類のレビューなど、車に関する様々なことを発信していきます。