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カーバッテリーの選び方の基本!適合性を調べて失敗を無くそう!

本記事には商品プロモーションを含みます

車のバッテリーは消耗品であり、交換にはそれなりの費用を要することから、自分でバッテリーを交換する人も少なくないでしょう。

しかし、間違った規格のバッテリーを購入してしまった場合は取り付けできない可能性があります。また、取り付けられたとしても車が動かなくなったり、最悪の場合は火災の原因になることもあります。

本記事では、誰でも確実に適合バッテリーを調べられる方法を、ステップごとに詳しく解説します。

Amazonなどネットでバッテリーを購入しようと考えている方は、ぜひ参考にしていただければと思います。

Step0:バッテリー形式の基礎知識

自動車用バッテリーと一口にいっても、標準車用(JIS規格)やアイドリングストップ車用(SBA規格)、欧州車用(DIN規格)など、さまざまな規格のバッテリーがあります

また、同一規格のバッテリーであっても様々なサイズのバッテリーが存在します。

更に、国産車用のバッテリーに関しては、同一規格・サイズのバッテリーにも端子の向きが2種類あります。

したがって、バッテリーを購入する際には「規格」「サイズ」「端子の向き」を事前に調べておく必要があります。

例えば、アイドリングストップ車にアイドリングストップ非対応バッテリーを付けてしまった場合、すぐに寿命が来たり、アイドリングストップ機能が使えなくなったりします。

車種バッテリーの種類代表的な品番例
標準車・充電制御車充電制御車対応と記載があるもの40B19L、55B24Lなど
アイドリングストップ車ISS(アイドリングストップ対応)または高耐久タイプQ-85、115D26L、M-42など
ハイブリッド車の補機バッテリー専用バッテリー(LN規格やS46B24Rなど)S95、LN2など
欧州車(BMW・ベンツ等)EN規格のAGM・EFBバッテリーなどLN3、LN4など

(参考::バッテリーの型式と選び方|ジーエス・ユアサバッテリー

標準車・充電制御車用(日本車)

標準車・充電制御車バッテリーは「100D23L」「60B19R」などといった表記でサイズを表します。

確認すべきポイントは「D23L」「B19Rの箇所が重要で、ここが一致しないと取付不能になる可能性が高くなります

また、最初の数字である「100」「60」については、数字が大きいほどバッテリーの性能が良くなります。こちらの数字については純正バッテリー以上の物を選ぶようにしましょう。

まとめると、下記の通りとなります。

  • ①短側面サイズ、②バッテリー長さ、③端子位置の3点が同一のバッテリーを選ぶ
  • 純正以上のバッテリー性能を有する物を選ぶ

アイドリングストップ車用(日本車)

アイドリングストップ車バッテリーは「N-80」「M-65R」などといった表記でサイズを表します。

確認すべきポイントは「N-〇〇」「M-〇〇R」の箇所が重要で、ここが一致しないと取付不能になる可能性が高くなります。また、標準車・充電制御車とは異なり、左側に+端子があるものについては「L」の記号が入りません(例:N-80Lではなく、N-80となる)

また、ハイフン(-)後ろの数字である「80」「65」については、数字が大きいほどバッテリーの性能が良くなります。こちらの数字については純正バッテリー以上の物を選ぶようにしましょう。

まとめると、下記の通りとなります。

  • ①外形寸法区分、②端子位置の2点が同一のバッテリーを選ぶ
  • 純正以上のバッテリー性能を有する物を選ぶ

Step1:バッテリーサイズを調べる

「Step0」で開設した知識をベースに、実際にバッテリーを取り替えたい車種に搭載されているバッテリーを調べます。

調べ方は主に下記の3つです。

  • 現車を確認する
  • 説明書やネットで検索する
  • バッテリーメーカーの適合サーチを利用する

現車を確認する

ボンネットを開け、実際に取り付けられているバッテリーを確認する方法です。

この方法は、最も確実な方法であり、失敗する確率がかなり低い方法です。

バッテリー上面のラベルに「60B19L」などといった表記が記載されているかと思いますので、それを確認・メモします。

表記が汚れている場合は表面を清掃して確認する方法もありますが、感電事故防止のため、バッテリー端子には触れないよう注意してください

説明書やネットで検索する

取扱説明書やインターネット検索により、純正バッテリーの規格を調べる方法です。

例えば、「GR86 バッテリーサイズ」と検索すると、「【GR86】補機バッテリーの型式を教えて。- TOYOTA」のように、自動車メーカー公式サイトからの情報が得られることもあります。

インターネット検索で調べる場合、モデルや年式によって純正バッテリーが異なることがありますので、車検証を見ながら年式や型式(DBA-〇〇などの表記)も確認しましょう。

バッテリーメーカーの適合サーチを利用する

パナソニックやGSユアサ、BOSCHなど、一部のメーカーでは「適合サーチ」などと呼ばれるサービスを提供しています。

こちらを使用する場合、サーチ結果でヒットしたバッテリーを選べばほぼ間違いなく適合します。

ただし、適合サーチサービスや適合表が存在しないメーカーもありますので、その場合は現車確認・説明書による確認を行った上で購入するのが望ましいです。

また、ネット検索で調べる場合と同様、車検証を見ながら年式や型式(DBA-〇〇みたいなやつ)の確認も必要です。

適合サーチのリンク

Step2:Amazonなどで適合しているものを探す

適合しているバッテリーが分かったら、「D23R バッテリー」などのように、Amazonなどでバッテリーを検索します。

検索をかけると様々なブランドのバッテリーがヒットすると思いますので、価格やレビューなどを確認し、気に入った商品を購入します。

メーカーやブランドによってラインナップが異なりますが、国産車の多くは数種類選べる印象です。

適合バッテリーを探す際の注意点

Amazon Confirmed Fitを鵜呑みにしない

Amazonにてcaosのレビューを調べてみると、「Amazon Confirmed Fitは参考にならない」とのレビューが複数見られました。

筆者も過去にカーバッテリーをAmazonで購入した際、「こちらの車種に適合しません」の表記がある商品を購入したものの、実際に調べてみると適合しており、使用に差し支えなかったという経験があります。

車種適合をAmazonに任せると、適合しない商品を買わさせるので、ご注意ください。

原文はこちら

Chat GPTなど生成AIの回答も適合確認には使用しない

大阪大学のホームページには、生成AIに関する注意点として、下記の内容が記載されています。

1. 間違いを生成する

生成AIは内容を理解して回答しているわけではないので、生成AIからの情報が常に正確であるとは限りません。特に生成AIは理路整然とした文章の中に間違った情報が入る、つまりは平気で間違えるために、警戒が必要です。このような生成AIがつく間違いを「ハルシネーション(幻覚:Hallucination)」といいます。

生成AIは、あくまでもデータに基づいて「それっぽいこと」を生成しているにすぎません。生成された情報の真偽を確かめるファクトチェックは、必ず人の手で行う必要があります。

引用:生成AIに関する注意点|大阪大学

どのバッテリーがおすすめかを調べるために生成AIを活用するのは良いと思いますが、バッテリー適合性については正に「ファクトチェック」が必要であり、自分で調べて確認する必要があります。

まとめ

バッテリー選びの基本としては、以下のポイントを抑えておきましょう。

  1. 今付いているバッテリーの品番を写真に撮る(一番確実!)
  2. わからなければGSユアサ・パナソニックなどの公式サイトで品番検索
  3. アイドリングストップ車やハイブリッド車なら「ISS対応」「HV補機用」と書かれたものを選ぶ
  4. 端子位置(LかRか)を必ず確認する

以上のポイントを抑えれば、適合しないバッテリーを誤って購入してしまうリスクをほぼ0にできます

また、適合するサイズが分かればAmazonや楽天市場などで検索し、レビューも合わせて確認すると、より満足度の高いバッテリー選びが可能になるでしょう。

参考にしていただけたら幸いです。

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バッテリー購入先の選択肢として、一度見ていただけたらと思います。

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R.Gray
車好きの20代です。趣味はドライブ、旅行、ゲームなど。MT車の運転や車、用品類のレビューなど、車に関する様々なことを発信していきます。