引越しした際には転出届や住所変更など、様々な手続きをしなくてはなりませんが、自動車関係においても様々な手続きを行う必要があります。
本記事では引越し時に必要な手続きをまとめましたので、参考にしてもらえればと思います。記事の最後の方にはスムーズに手続きする手順もまとめましたので、そちらも見てもらえればと思います。
ざっくりまとめると、下記の手続きが必要になります。
- 免許証の住所変更
- 車検証の住所変更・ナンバープレート付替え
- 自動車保険の住所・ナンバー変更
- ETC車載器の再セットアップ
運転免許証の住所変更
まず必要なのが運転免許証の住所変更です。こちらの手続きをするにあたって必要な書類は下記のものとなります。
- 運転免許証
- 住民票の写し(マイナンバーカードでも可)
住民票の写しは6か月以内に発行されたものが必要です。
手続きは免許センターだけでなく、警察署の交通課等でも行っていることが多いです。
手数料は基本的に無料で行えます。所要時間は概ね30分程度見ておけば大丈夫です。
車検証の住所変更・ナンバープレート付替え
次に行う必要があるのが車検証の住所変更です。
こちらの手続きは軽自動車と普通車とで手続きを行う箇所が異なります。軽自動車の場合は「軽自動車検査協会」、普通車の場合は「運輸支局」にて手続きを行います。
また、引越しに伴い、ナンバーの管轄が変わった場合、車検証の住所変更とセットで車のナンバーも変わります。
「管轄が変わる」というのは次のパターンです。
- 県外に引っ越す場合
- 同じ都道府県内でも、異なる管轄に引っ越す場合(姫路ナンバーから神戸ナンバーなど)
管轄が変わるかどうかはこちらから調べることができます。
希望ナンバーを付けたい場合、この手続きを行う約1~2週間前に、希望ナンバーを申請しておく必要があります。
更に、普通車の場合は「車庫証明書」も取得しておく必要があります。
これらの手続きも含めると、最低でも1週間の期間を要します。また、当日の手続きも約3時間は掛かると見ておいた方がよいです。
運輸支局・軽自動車検査協会ともに土日祝日および年末年始は営業していないため、土日休みの方は注意が必要です。
費用については車庫証明書を取得するのに最低でも2,500〜2,850円、賃貸の場合はさらに3,000〜4,000円ほど必要になる場合があります。
また、希望ナンバーを取得する場合には4,300円程必要になります。
詳細については下記のページにまとめましたので、そちらも参考にしてもらえればと思います。
自賠責/任意保険の住所変更・ナンバー変更
車検証の住所変更が終わったら、自賠責保険や任意保険の住所変更も忘れずに行ってください。特に、ナンバーが変更になった場合は、そちらも併せて変更手続きを行ってください。
万一、この手続きを行わなかった場合、事故を起こしてしまった際に保険が使えない可能性があるため、必ず行ってください。
(ナンバーが変わった場合)ETCの再セットアップ
ナンバーが変わった場合、ETCの再セットアップを行う必要があります。
こちらの手続きも忘れてしまうと、料金所ゲートでバーが開かないなどのトラブルが発生する可能性があるため、できるだけ速やかに行った方がよいでしょう。
筆者の場合、オートバックスで3,300円で行ってもらえました。
まとめ・スムーズに手続きを終わらせる流れ
引越し時には下記の手続きが必要になります。
- 免許証の住所変更
- 車検証の住所変更・ナンバープレート付替え
- 自動車保険の住所・ナンバー変更
- ETC車載器の再セットアップ
また、全ての手続きを自分で行う場合、以下の順で回るとスムーズに手続きを済ませることができます。役場や銀行窓口などは基本的には平日のみの営業ですので、平日2~3日に分けてこれらの手続きを終わらせるとスムーズです。
時期 | 場所 | やること |
引越後すぐ | オンライン | (任意・管轄が変わる場合)希望ナンバーの申請 |
〃 | 役場 | 転入届を出し、「住民票」の取得 |
〃 | 不動産会社など | (賃貸・月極駐車場の場合) サイン入りの「保管場所使用承諾証明書」を申請し、受け取る |
〃 | 銀行など | 収入証紙を購入する(一部都道府県は不要) 希望ナンバーの交付手数料振込 |
〃 | 警察署 | 免許証の住所変更 車庫証明の申請 |
約1週間後 | 警察署 | 車庫証明の受け取り |
車庫証明 受取後 | 運輸支局など | 車検証の住所変更 (管轄が変わる場合)ナンバープレート付替え |
車検証の 住所変更後 | 保険会社の窓口 オンライン など | 自賠責/任意保険の住所・ナンバー変更 |
〃 | カー用品店など | (ナンバー変更時のみ)ETC車載器の再セットアップ |
住民票の写しは車関連の手続きをする時に「新住所を証明する書類」として使うだけでなく、その他引越し手続きなどでも必要になることが多いです。そのため、複数枚発行しておいたほうが良いでしょう。
免許証の住所変更と車庫証明の申請は、基本的にどちらも警察署で行えます。そのため、同じタイミングで済ませてしまうと効率的です(※免許証の住所変更手続きが行える場所は自治体によって異なるため、事前に確認しておくことをおススメします)
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