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【梅雨対策】梅雨前にするべき車のメンテナンス7選!雨天でも安全・快適なドライブを!

本記事には商品プロモーションを含みます

雨の日が続きやすい「梅雨」。雨の日の運転は視界が悪く、また、路面が滑りやすくなることから車の運転に注意が必要な時期と言えるでしょう。

本記事では梅雨前にやっておくべきメンテナンス7選について紹介します。比較的天候の安定している5月中から、梅雨時期に向けてできることをやっていきましょう。

雨天時に増える事故と要因

JAFによると、雨天時にもっとも多いのは「スリップによる事故」だそうです。

物理学を学んだことがある方はご存知かと思いますが、乾燥した舗装路面の摩擦係数μ(ミュー)は約0.8であるのに対し、濡れた舗装路面の摩擦係数μは約0.4〜0.6となっており、雨天時の路面は晴天時よりも滑りやすいことがわかります。

また、首都高ドライバーズサイトによると、雨天の日の死傷事故は晴天時よりも約4倍発生しやすくなるそうです。

さらに、雨の日の夜間は視界が悪いことから、歩行者や自転車などの認識が遅れる傾向にあります。

以上より、雨天時の事故発生確率を下げるには、「スリップへの対策を立てる」「可能な限り視認性を確保する」ことが重要であると言えるでしょう。

雨天時は事故が起きやすい(画像引用:首都高ドライバーズサイト

(重要度:高)ほぼ必須のメンテナンス

タイヤの状態確認

先ほども記述しましたが、雨天時に最も多い事故が「スリップによる事故」です。

少しでもスリップするリスクを下げるためにはタイヤの状態(溝の残り・製造年・空気圧など)を確認しておきましょう。

特に、溝の残りは本当に重要です。溝の残りがほとんどない状態でカーブに差し掛かった場合、ハンドルを切ってもタイヤが滑り、曲がれない可能性すら存在します(筆者もサーキットのレンタルカートで経験済み)。

また、年中スタッドレスタイヤを装着している人も注意が必要です。

スタッドレスタイヤは積雪路や凍結路で安定した走行を実現するため、夏タイヤよりもゴム質が柔らかくなっています。

しかし、気温の高い夏場では、もともと柔らかいゴムがさらに柔らかくなり、路面との摩擦が起きにくくなります。そのため、停止するまでの距離が長くなる可能性が高まります。

このため、スタッドレスタイヤを装着している方は、夏タイヤに付け替えましょう。

  • ⚫︎タイヤの溝の残りを確認する(4mm以下は要交換)
  • ⚫︎タイヤの製造年を確認する(5年以上経過したものは要注意)
  • ⚫︎タイヤの空気圧を適正値に調整する
  • ⚫︎夏タイヤを装着する(主に積雪地域)

摩耗タイヤ・夏季にスタッドレスタイヤを装着して走行する危険性については、下記の動画を見るとイメージしやすいです。

ワイパーの状態確認

雨天時の視界を確保するのに、ワイパーの状態確認は必須です。

ワイパーゴムは半年~1年に1回交換、ワイパーブレードは1~2年に1回の交換頻度が目安となっています。

また、屋外に車を停めている車は直射日光によってワイパーの劣化が進みやすく、交換サイクルが早まる可能性が高いです。

ワイパーゴム・ワイパーブレード交換の目安となる症状は次の通りです。

ワイパーゴム

  • ⚫︎裂けていないこと
  • ⚫︎ひび割れしていないこと
  • ⚫︎変形していないこと
  • ⚫︎硬化していないこと

ワイパーブレード

  • ⚫︎ワイパー作動時、ガタつきなど異音が発生しないこと
  • ⚫︎金具のガタつきがないこと

ウィンドウォッシャー液の補充

梅雨時期はワイパーの動作頻度が高く、気温も高いことからウォッシャー液の減りが早くなる可能性があります。

また、雨水は様々な汚れを含んでいるため、乾燥すると雨水の成分がガラス面に付着した状態となります。

そのため、梅雨時期はフロントガラスが汚れやすい時期とも言えます。

ワイパー点検と併せて、ウォッシャー液の残量も確認しておきましょう。

  • ⚫︎ボンネットを開け、レベルゲージなどで液量を確認する
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エアコンの動作確認

梅雨時期は湿度が高く、車内が曇りやすくなります。

車内のガラスが曇った場合にはエアコン(デフロスター)を動作させて除湿することになりますが、故障してしまった場合は除湿できずに危険です。

また、梅雨時期からは熱中症にもなりやすくなります。熱中症対策としても、エアコンの動作確認をオススメします。

  • ⚫︎「A/C」ボタンをONにし、冷風が出ることを確認する

※冷風が出ない場合は設定温度を下げ、内気循環をONにしてください。それでも冷えない場合はディーラーなどで点検してもらいましょう。

(重要度:中)必須ではないがオススメ

窓ガラス・ミラーの撥水コーティング

窓ガラス各面やミラーの撥水コーティングを施した場合、ガラス面やミラーに付着した雨水をはじいてくれるため、雨天時の視認性は格段にアップします。

撥水コーティングすることにより、走行風で雨水を飛ばしたり、雨水の流れを良くしてくれたりします。

ワイパーのないガラス面は当然ですが、ワイパーのあるガラス面に対しても有効です。

前後方向だけでなく左右方向への視界も確保したい方には、窓ガラスやミラーへの撥水コーティングを施行することをオススメします。

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(重要度:低)余裕があれば

ヘッドライト磨き

雨天時の視界を少しでも改善するのに、ヘッドライトを磨いて明るさを回復することも効果があるでしょう。

ヘッドライトを磨くことで黄ばみやくすみを除去することができ、光量の回復につながります。

愛車の購入からかなりの年月が経過し、ヘッドライトの黄ばみやくすみが目立つようであれば、こちらも実施してみると一定の効果が得られるでしょう。

本サイトでは「SurLuster(シュアラスター)ゼロリバイブ評価!手軽にヘッドライトをリフレッシュできる!」という記事も掲載していますので、そちらも参考にしていただけますと幸いです。

SurLuster(シュアラスター)ゼロリバイブ評価!手軽にヘッドライトをリフレッシュできる! どんな自動車でも長く乗り続けると、様々な部品がくたびれてきます。ヘッドライトも例外ではなく、紫外線やライトの熱などによって黄ばんできた...

ボディコーティング

安全面ではほとんど無意味ですが、少しでも愛車を長持ちさせたいというのであれば、ボディコーティングもしておきましょう。

ボディコーティングを行うと雨や汚れ、紫外線などから塗装面を守ります。また、コーティングしていない場合と比べて、付着した汚れを落としやすくなります。

梅雨時期は車が汚れやすい時期とも言えますので、大事に乗りたい場合はボディコーティングも実施することをオススメします。

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まとめ

雨天時に安全に運転するためには、「スリップしないようにすること」「視界をしっかり確保すること」が重要です。

そのために確認しておくべき項目が「タイヤの状態確認」「ワイパーの状態確認」「ウォッシャー液残量の確認」「エアコンの動作確認」となります。

また、ガラス面やサイドミラーへの撥水コーティングもオススメです。

比較的天候の安定している5月中から、梅雨時期に向けてできることをやっていきましょう。

参考記事

  1. 雨の日に増えるのはどんな事故ですか?|JAF、2025年5月6日閲覧。
  2. 摩擦係数(μ:ミュー)|【DUNLOP】ダンロップタイヤ 公式、2025年5月7日閲覧。
  3. 雨の日に事故が多発しています|首都高ドライバーズサイト、2025年5月6日閲覧。
  4. タイヤの寿命はどれぐらい?知っておきたい交換時期と見分け方|株式会社ブリジストン、2025年5月6日閲覧。
  5. スタッドレスタイヤは夏に使うのはNG?理由やよくある質問を紹介|株式会社ブリジストン、2025年5月6日閲覧。
  6. ワイパー交換は自分で?プロに任せる?交換方法と料金をチェック!|カー用品のジェームス、2025年5月6日閲覧。

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R.Gray
車好きの20代です。趣味はドライブ、旅行、ゲームなど。MT車の運転や車、用品類のレビューなど、車に関する様々なことを発信していきます。