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お金・維持費

自動車税をクレカ払いするメリットと納税手順

毎年5月に支払う必要がある「自動車税」。少しでもお得に支払う方法の一つとして、クレジットカードで支払う方法があります。

僕自身もクレジットカードによる納税を行っており、メリットも大きいかなと感じています。

そこで、自動車税をクレジットカードで納付するメリットと注意点、支払方法について解説していきます。

クレジットカードで納税するメリット

ここでは、実際に筆者が納税してみて感じたメリットを解説していきます。

ポイントをためることができる

クレジットカード払いの一番のメリットは、ポイントによる還元を受けることができることです。

自動車税は普通車の場合、3万円以上します。還元率の高いクレジットカードで支払えば、ポイントとして幾らか還元されるため、現金で納税するよりもお得になる場合があります。

ポイ活をされている方は、自分のライフスタイルにマッチした、還元率の高い(1%以上が目安)クレジットカードを作成するとよいでしょう

筆者の場合、「VポイントカードPrime」を使用していますが、ポイント還元率は1.0~2.0%あります。このカードを使用してGR86の自動車税を支払った場合、Vポイントは435~870ポイントたまる計算になります。

この支払いで貯まったポイントを活用し、SBI証券にてポイント投資を行う、というのも一つの手です。

ポイントを上手に活用しよう!

時短効果が大きい

クレカ払いの場合、スマートフォンと通信環境さえあれば、自宅でも納税することができます。そのため、コンビニや銀行に移動する時間や、窓口に並ぶ時間などをなくすことができます。

また、コンビニや銀行の窓口で納税する場合、キャッシュレスに対応していないケースがほとんどです。したがって、手元に現金がない場合、ATMなどでお金をおろす手間も発生します

クレジットカードで納税する場合、そのような手間が一切かからないため、時短効果が大きいと言えるでしょう。

実質の納税期間を遅らせることができる

クレジットカード払いの場合、手元に現金がなくても納付することができます

コンビニや金融機関で支払う場合、キャッシュレスによる納税ができないことがほとんどです。そのため、その場で数万円の支払いが必要になります。

一方、クレジットカードの場合は決済を5月に行い、実際に引き落とされるのは6~7月になります。

引越しなどで多額の出費があり、手元に少しでも現金を残しておきたい方にも、クレジットカードでの納税は有効な手段と言えるかと思います。

キャッシュフローを上手く回すのにも、クレカ払いは有効!

分割払いやリボ払いなどの納付方法が選べる

現金で納付する場合は基本的に一括払いとなります。一方、クレジットカードなら、納付方法に分割払い・リボ払いを選ぶことができる場合が多いです(一部自治体を除く)。

また、クレジットカードによっては、一括払いで納付した場合でも、あとから分割払い・リボ払いに変更することができるそうです。

ライフスタイルやキャッシュフローに応じて、分割払いにするのも有効かと思います。

クレジットカード払いする際の注意点

手数料が発生する

クレジットカードで納税する場合、決済手数料が発生します。手数料は下記の通りとなります。

納付金額システム利用料(税込)
1円~10,000円40円
10,001円~20,000円123円
20,001円~30,000円205円
30,001円~40,000円288円
40,001円~50,000円370円
※都道府県や、地方自治体によって異なる
※50,001円以降、納付金額10,000円ごとに82円(税込)または83円(税込)が加算
引用:地方税共同機構クレジットカード納付サイト

特に注意したいのが、軽自動車です。例として、平成28年以降に新車で購入した軽乗用車の税金を支払う場合について考えてみます。この場合、自動車税は10,800円になります。

この自動車税を、還元率1%のクレジットカードで支払ったとすると、手数料を含めたとしても還元される金額は109.23円となり、コンビニや銀行の窓口で納税した場合と比べて14円ほどマイナスとなってしまいます

したがって、軽自動車や原動機付自転車など、税率の低い車種の場合、手数料負けする可能性があることも念頭に置いたうえで、クレジット決済するか検討しましょう。

自動車税の金額については、下記のサイトから調べることができます。

複数台所有(バイク・原付含む)の場合は注意する

複数台の自動車を所有している方や、自動車は1台でも、他に原動機付自転車等を保有している方は、複数台分まとめて決済するか、個別に決済するかで手数料が変わる場合があります

下記に、まとめて納付した方が安くなる例と、個別に納付した方が安くなる例を載せておきます。

まとめて納付した方が安くなる例

ノア
N-BOX

画像引用元:ノア…トヨタ自動車、N-BOX…Honda公式サイト

ノア(トヨタ)とN-BOX(ホンダ)の2台保有している場合を例に計算してみます。

いずれも2019年以降に新車で購入したものとすると、ノアの自動車税は36,000円、N-BOXの自動車税は10,800円になります。2台分合算すると、46,800円になります。

まとめて納付した場合は40,001円〜50,000円の区分になるため、手数料は370円になります。

一方、個別に納付した場合はノアが30,001円〜40,000円の区分になるため288円支払うことになり、N-BOXは10,001円〜20,000円の区分になるため123円支払うことになります。この2台分を合わせると、手数料は411円となります。

したがって、この場合ではまとめて納付した方が、トータルの手数料を抑えることができます。

個別に納付した方が安くなる例

ノア
エブリイ(4ナンバー)

画像引用元:ノア…トヨタ自動車、エブリイ…スズキ

ノア(トヨタ)とエブリイ(スズキ・4ナンバーの方)の2台保有している場合を例に計算してみます。

いずれも2019年以降に新車で購入したものとすると、ノアの自動車税は36,000円、エブリイの自動車税は5,000円になります。2台分合算すると、41,000円になります。

まとめて納付した場合は40,001円〜50,000円の区分になるため、手数料は370円になります。

一方、個別に納付した場合はノアが30,001円〜40,000円の区分になるため288円支払うことになり、エブリイは1円〜10,000円の区分になるため40円支払うことになります。この2台分を合わせると、手数料は328円となります。

したがって、この場合では個別に納付した方が、トータルの手数料を抑えることができます。

実際に計算してみて、個別に納税するか、まとめて納税するか判断しましょう!

納税に使えないブランドがある

納税に使用できるブランドは上記の5つ。

納税に使用できるブランドは「VISA」、「Master Card」、「JCB」、「AMERICAN EXPRESS」、「Diners Club」の5つです。それ以外のブランドは使用できませんので、注意する必要があります。

クレジットカードで納税する手順

1.スマホなどで「地方税お支払いサイト」にアクセスする

まずはスマートフォンなどQRコードを読み取れる端末を準備し、地方税お支払いサイトにアクセスします。

2.eL-QRコードを読み込む

画面上に表示されている「eL-QRでお支払い」をタップします。すると、eL-QRを読み込む画面になりますので、「カメラを起動する」をタップし、eL-QRを読み込みます。

複数台分まとめて納税する場合は、「連続読み取りモード」をONにします。

eL-QRを読み込んだら、「お支払いへ進む」をタップし、支払画面に移動します。

3.支払い画面にて手続きをする

支払方法としてクレジットカードを選択すると、F-REGI 公金支払いサイトに移動しますので、その画面の指示に従って手続きを行います。

支払うにあたって、途中でクレジットカードの情報を入力する画面が出てきますので、支払に使用するクレジットカードを手元に準備してください。

4.必要に応じて、手続完了画面をスクリーンショットする

クレジットカードで納税する場合、領収書が発行されないため、納税した証明として、画面のスクリーンショットを保存することをおすすめします。

特に、自営業をされている方など、インボイス等で必要になる方は、スクリーンショットを保存しておいた方が無難です。

まとめ

クレジットカードで自動車税を納税すると、ポイント還元によってお得に納税できるだけでなく、時短効果や実質の納税延期ができるというメリットがあります。

また、クレカ納税を行うには手数料が必要になりますが、1%以上の還元率があるカードを使用すれば、手数料を差し引いてもお得に納税できることが多いです。

皆さんもライフスタイルに応じたカードを作成し、少しでも上手に納税しましょう!

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ABOUT ME
りょー
GR86、ジムニー(JA11)、ミニクーパーS(R53)の3台持ちをしている20代です。趣味はドライブ、旅行、ゲームなど。MT車の運転や車のレビューなど、車に関する様々なことを発信していきます。