車のトラブルで意外と厄介な「バッテリー上がり」。出勤前や旅行先での発生は極力避けたいものですが、古いバッテリーを搭載していると発生確率は上がってしまいます。
また、ロードサービスは頼れる存在ですが、長時間時間待たされたり、想像以上に料金が高くついてしまったりする可能性も十分ありえます。
本記事では万一のバッテリー上がりの備えとして使える、おすすめジャンプスタータを5つ紹介します。
ジャンプスターター選びに迷っている方や、バッテリー上がりに備えたい方はぜひ参考にしてもらえると幸いです。
ジャンプスターターを常備するメリット
急なバッテリー上がり対策に使える

JAFによると、2023年度における一般道路と高速道路での四輪・二輪合計の出動理由1位が「バッテリー上がり」になっており、41%も占めています。
また、JAFなどロードサービスの現場到着は平均30分程度という情報もありますが、状況によっては時間がかかる場合もあり、酷いケースだと3時間かかったという情報もあります。
しかし、ジャンプスターターを常備しておけば、そのような待ち時間は不要です。
また、JAFの年会費は6,000円〜と、決して安くはない金額です。また、入会していない場合にバッテリー上がり対処作業をしてもらうと21,700円の費用が必要になります。
そのため、ジャンプスターターはバッテリー上がりの際、ロードサービスを利用するよりも時短になり、コストも抑えることができます。

(引用:よくあるロードサービス出動理由|JAF、入会メリット・費用について|JAF)
災害時等への備えとしても役立つ

ジャンプスターターは、モバイルバッテリーとしても使用するものが多いです。また、LED非常灯を備えているものも多いです。
そのため、災害時などの場面において、スマートフォンの充電や懐中電灯の代わりとしても使用できます。
また、カバンに入るサイズのものも多く、携帯することが可能なものも多いです。
ポータブル電源とは別に備えておくことで、大地震や土砂崩れなどの災害時の備えにも有用と言えるでしょう。
おすすめジャンプスターター5選
AstroAI S8 ジャンプスターター
AstroAI S8 ジャンプスターターは最大6.0Lガソリン車・3.0Lディーゼル車まで対応しています。
また、AstroAI S8 ジャンプスターターは始動性も強力です。バッテリー電圧が9V未満の際にはインジケーターが緑色に点滅し、この場合には「BOOST」ボタンを押してからエンジン始動ボタンを押す(またはキーをひねる)ことで、エンジンを始動することができます。
2025年4月26日現在、Amazonでは★4.6と非常に高い評価を得ており、低評価(★2以下)は6%であることから、購入して失敗しにくい製品と言えるでしょう。
サイズは20.1 x 11.4 x 9.4cm、重さ431gとなっており、携帯も可能なサイズですが、小さなカバンに入れるにはやや大きめと言えるでしょう。

LUFTジャンプスターター
LUFTジャンプスターターは最大7.0Lガソリン車・5.0Lディーゼル車まで対応しています。
使用可能温度は-10℃〜45℃と、寒冷地での使用や猛暑日での使用にも対応しています。
LUFTジャンプスターターはQuickCharge 3.0を搭載しているため、急速充電にも対応しています。また、従来のUSBポートに加えて、入出力対応のtype-cポートも搭載していることから、様々な端末の充電を行うことができます。
また、LUFTジャンプスターター付属のスマートICケーブルを使用し、バッテリーの電圧測定ができます。これにより、常日頃からバッテリーの状態を管理するのに役立ちます。
さらに、LUFTジャンプスターターは楽天ランキング1位の獲得実績があり、2025年4月26日現在、楽天市場での評価は★4.48と非常に高い評価を得ている商品です。また、低評価(★2以下)の割合は約2%であることから、こちらも選んで失敗しにくい商品であると言えます。
サイズは16 x 8 x 3.5cm、重さ400gとなっており、長さと幅に関してはiPhone 16 Plusとほぼ同じ大きさです。
LUFTジャンプスターターについては別記事にて詳細をまとめていますので、そちらの記事も読んでいただけたらと思います。
※2025年4月26日現在、Amazonでの取り扱いはありませんが、楽天市場やYahooショッピングのほか、公式オンラインストアからの購入が可能です。

Shell SSL-SJP011
Shell SSL-SJP011ジャンプスターターは最大6.0Lガソリン車・2.0Lディーゼル車まで対応しています。
使用可能温度は-20℃〜55℃と、寒冷地での使用や猛暑日での使用にも対応しています。
2025年4月26日現在、Amazonでは★4.3と非常に高い評価を得ており、低評価(★2以下)は5%であることから、購入して失敗しにくい製品と言えるでしょう。
サイズは16.0 x 8.3 x 3.2cm、重さ400gとなっており、LUFTジャンプスターターとほぼ同じサイズ感です。

カシムラ(Kashimura)NKD-238
カシムラ(Kashimura)NKD-238ジャンプスターターは最大4.7Lガソリン車・2.7Lディーゼル車まで対応しています。
使用可能温度は-10℃〜40℃と、寒冷地での使用や猛暑日での使用にも対応しています。
2025年4月26日現在、Amazonでは★4.2と高い評価を得ており、低評価(★2以下)は9%であることから、購入して失敗しにくい製品と言えるでしょう。
サイズは15.4 x 8.0 x 2.7cm、重さ300gとなっており、ジャンプスターターとしてはかなりコンパクトで持ち運びしやすいと言えるでしょう。

AUTOWIT Super Cap2
AUTOWIT Super Cap2ジャンプスターターは最大7.0Lガソリン車・4.0Lディーゼル車まで対応しています。
使用可能温度は-40℃〜70℃と、寒冷での使用や猛暑日での使用にも対応しています。
本製品の最大の特徴は、事前充電が不要であることです。スーパーコンデンサを搭載しており、車に残された僅かな電力をすぐに集電することで2〜3分間に電力を増幅し、車を起動させることができます。
また、バッテリーレスであることに加え、使用可能温度が最高70℃であることから、猛暑日であっても車内温度が70℃以下であれば、トランクルームに搭載しておくことが可能です(直射日光は避けてください)。
2025年4月26日現在、Amazonでは★4.2と高い評価を得ており、低評価(★2以下)は8%であることから、購入して失敗しにくい製品と言えるでしょう。
サイズは26.5 x 11.5 x 4.5cm、重さ985gと携帯するには大きいです。また、モバイルバッテリーとしては使用できないため、トランクルームに常備するという使い方が基本と言えるでしょう。

ジャンプスターターの注意点

炎天下の車内に放置しない
ジャンプスターターはバッテリーを搭載しているものがほとんどです。
高温下では発火する可能性が高くなるため、夏場は火災防止のためにも車内での保管は避けてください。
※AUTOWIT Super Cap2は70℃まで使用可能ですが、8月など炎天下の日にはできるだけ車外で保管した方が安心でしょう。
定期的にジャンプスターターのバッテリー残量を確認する
ジャンプスターターを購入したとしても、それ自体が電池切れになってしまっては元も子もありません。
そのため、最低でも1ヶ月に1回ぐらいはバッテリー残量を確認するようにしましょう。
また、購入から数年経過したものは劣化が進行している可能性があります。
試しにモバイルバッテリーとして使用し、スマホなどすらまともに充電できないようであれば買い換えを検討しても良いでしょう。
ハイブリッド車は要注意
ハイブリッド車はバッテリーが座席下にあったり、使用できないジャンプスターターがあったりするため注意が必要です。
例えば、人気のコンパクトSUV「ヤリスクロス」のハイブリッドモデルに関しては後部座席下に補機バッテリーが収納されています。
また、ジャンプスターターの中には「ハイブリッド車の場合の使用は推奨できません」などの記載があるケースもあります。
ハイブリッド車の場合は公式サイトやAmazon、楽天市場などのレビューも確認し、自分の愛車に使用できそうか判断することも必要です。
ブースターケーブルもあると尚安心

どのジャンプスターターのレビューにもあるのが「接続してもエンジンを始動できなかった」というレビューです。
製品がたまたま不良品だった可能性もありますし、完全に車のバッテリーが寿命になってしまい、ジャンプスターターではどうしようもなかった可能性もあります。
このような事態に備えるためにも、従来ながらの「ブースターケーブル」も常備しておくとなお安心でしょう。

まとめ

本記事ではバッテリー上がりに役立つジャンプスターターを5つ紹介しました。
バッテリー上がりの際、ロードサービスは頼れる存在ですが、長時間時間待たされたり、想像以上に料金が高くついてしまったりする可能性も十分ありえます。
また、JAFによると、2023年度における一般道路と高速道路での四輪・二輪合計の出動理由1位が「バッテリー上がり」になっており、41%も占めています。
しかし、ジャンプスターターやブースターケーブルを常備しておけば、そのような待ち時間を削減することが可能です。
その他、JAFの年会費は6,000円〜と、決して安くはない金額です。また、入会していない場合にバッテリー上がり対処作業をしてもらうと21,700円の費用が必要になります。
そのため、ジャンプスターターはバッテリー上がりの際、ロードサービスを利用するよりも時短になり、コストも抑えることができます。
万一のバッテリー上がりや災害時の備えとして、ジャンプスターターの常備を検討してみてはいかがでしょうか。